キミとの恋は永遠に輝く


「あら?美央ちゃん?」


後ろから声をかけれてビクッとした。


「……と、もしかして陽介くん?」


「あ、はい。お久しぶりです」


「まぁー大きくなって!
美央ちゃんも来るなら来るって言ってよ〜」


私たちを見て、満面の笑みのおばさん。


聖くんがこんな状態になってるのに、何でおばさんはこんなに笑顔なのだろう。



「お、おばさん…聖くんどうしたの?」



もちろん、私たちは笑えなかった。


「どうしたのって、昨日手術したのよ。
聖夜から連絡なかった?」


怪訝な顔しておばさんは言った。


「手術……あ、そっか手術後だったんだ」



1度目の手術のあとも同じ状況だった。

1年も前のことだからすっかり忘れていた。


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