キミとの恋は永遠に輝く



「おい藤宮、普通は忘れないだろ?
オレがびっくりするのは分かるけど…」


思い出したように笑う私の隣で、陽介くんが呆れたようにため息をついた。


「ごめーん陽介くん」


事情がわかると、一気に力が抜けた。



「美央ちゃんらしいわ。
2人とも、わざわざ来てくれたの?」



「はい、今日こっちで交流会だったんです」


陽介くんも安心したように、話し出した。



「そうなのね。わぁー2人に会えて嬉しいわ。
聖夜起きないわね?
聖夜ー?美央ちゃんと陽介くんよー」



おばさんが、聖くんを揺すり起こそうとしている。


なんて乱雑な……


おばさんもさすがにこの聖くんの扱いには慣れたみたいだ。

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