キミとの恋は永遠に輝く


「藤宮、そろそろ時間」


「え、もう!?」


楽しみな時間は過ぎるのが早い。


陽介くんが時計を見て、教えてくれた。


でも、まだ話せてないのに……



「藤宮は、ここにいてもいいぞ」


後ろから声がした。


「は、花田先生!?」



「俺が許可してやる。
せっかくだからちゃんと会って帰りたいだろ?

もう学校と親御さんには連絡済みだ」



いるはずのない花田先生がいること。

ここに残ってていいと許可が出たこと。


2つの驚きが重なって、開いた口が塞がらなかった。



「いいんですか?」


「おう!
その代わり、お前の力で病気を吹き飛ばしてやれ」


「はい!ありがとうございます!」



すごく嬉しかった。

まだ聖くんと一緒にいれるんだ。


花田先生にはいつも本当に感謝してもしきれないよ。

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