キミとの恋は永遠に輝く


「聖くん、今の聞いてたの?」


まだ驚きが抜けず、間抜けな声になってしまった。


「あんなデカい声で話して聞こえないわけないだろ」


それもいつものことだから、気にする様子もなく聖くんは答えた。


確かに、言われてみればそうだ。



「どうだ赤城調子は?」

「まぁまぁです」

「そうか、まぁ手術明けだもんな」


先生と聖くんが話してる。

なんだか中学校にいるみたい。


聖くんがいて、先生がいて、私もいる。


懐かしいなぁ。



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