キミとの恋は永遠に輝く


「美央、おいで」


聖くんが手招きをして私を呼んだ。


ベッドの傍らに座る。

いつものように私を抱きしめて、聖くんが最初に発した言葉。


「あれ、美央太った?」


……何とも残酷な言葉だった。



「し、失礼ね!
そりゃ前よりはちょっと大きくなるよ!」

「認めるんだ…いい子いい子」


すごくバカにされてる感が半端ない。


でも、久しぶりに触れた聖くんの手は

変わらず大きくて、温かかった。


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