キミとの恋は永遠に輝く


「……っ、あれ?」

話してる途中、聖くんが目をぱちぱちさせたり、擦ったりしている。


「どうしたの?」


「いや、ちょっと目が変になった」


「麻酔がまだ残ってるからじゃない?」


「あ、そっか。
この前は麻酔が切れてから目が覚めたから気づかなかったんだ」



視神経がやられている。

この時私は思った。


でも、言えなかった。



今思うと、きっと聖くんも分かっていたはず。

私よりも2つも年上なんだから分かるよね。


きっと、あえて私に合わせてくれていた。

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