キミとの恋は永遠に輝く
新幹線に乗り、鹿児島へ帰る。
あっという間に過ぎた時間がとても恋しい。
聖くんに貰ったウォークマンを聴きながら帰ろう。
入っていた曲は、どれも私の好きな曲だった。
私と聖くんの好きな曲は似ていて、よく2人で聴いていた。
だけど、1曲だけ知らないものがあった。
イントロだけで切ない気持ちになる。
♪〜怖がらないで
手当たり次第に 灯り点けなくても
いつか一人ぼっちの夜は 明けていくよ
とても心に響く歌。
♪〜転んだ日は はるか遠くに感じていた景色も
起き上がって よく見ると
なんか辿り着けそうじゃん
何かのメッセージを伝えるみたいにゆっくりと流れてゆく。
♪〜君の大好きだった歌 街に流れる
それは偶然が僕にくれた
さりげない贈り物
♪〜Ah 旅立ちの唄 さぁ どこへ行こう?
またどこかで出会えるね
Ah とりあえず 「さようなら」
自分が誰か分からなくなるとき
君に語りかけるよ
でも もし聞こえていたって
返事はいらないから…
「聖くん…」
これは聖くんからのメッセージ。
私へ、まるで、自分の運命を託すような歌。
溢れる涙をほっといて、2番へ入る。