キミとの恋は永遠に輝く
「お嬢ちゃん、大丈夫?」
最後まで聴くと涙が止まらず、通路挟んで隣のおばあさんに心配された。
「あ…大丈夫です、すみません…」
「辛いことでもあったと?」
おばあさんは優しく声をかけてくれて、ますます私の涙は溢れた。
「大事な人からの、メッセージなんです…」
何で知らない人にこんな話をしてるんだろう。
「そぉ。その人のこと好きなんやねぇ」
「はい…すごくすごく好きです」
きっと私は、誰かにそばにいて欲しかったんだ。
隣で、優しく声をかけてくれる人が欲しかったんだ。
おばあさんに声をかけられて、少し心が軽くなっていた。
「幸しぇになりんしゃい」
「ありがとうございます」
そう言って、おばあさんとは別れた。