キミとの恋は永遠に輝く
「た、ただいまー!」
学校から家までの約1.5kmを止まらずに走った。
私にとってはすごい快挙だった。
プルルルルプルルルル!
かばんを置いて、とりあえずお茶を飲もうと台所に向かうと、電話が鳴った。
「……っ、は…はい、藤宮です」
息を整えながら電話に出る。
「……」
でも、電話の相手は無言だった。
「あのー……?」
「美央ちゃん?」
電話の主は、聖くんのおばさんだった。
「あ、おばさん?
え、もう着きます?私今帰ってきて……」
「━━━━━━わ…」
「え?」
ガシャン
受話器が落ちた。
このとき、私の中の時間が止まった。