キミとの恋は永遠に輝く
「お帰り。何のことだった?」
教室に帰ると、陽介くんが真っ先に聞いてきた。
「なんか、中学受験してみないかって」
「えぇっ!」
彼の声に教室中の人たちの視線がこっちに集まった。
「ちょ、声大きい!」
「おぉごめんごめん。
へぇーすげぇな藤宮、俺にそんな話回ってこないぞ」
陽介くんは関心していた。
「受けるの?」
「ううん、受けない」
「なんで?」
「だって私、聖くんと同じ中学に行くって決めてるんだもん」
2つも年が離れてるのに、別々の学校なんて考えられない。
1年でもいい。
同じ学校にいたいの。
「そっか、藤宮が決めたならいいんじゃないか」
そう言うと、陽介くんも同意してくれた。
私の好きな笑顔で。