キミとの恋は永遠に輝く


「清香(キヨカ)さん!」

「母…!」
「あ、和美(カズミ)さん…」


私はいつも、お母さんのことを母と呼ぶ。

そして、聖くんのお母さん(清香さん)は、母のことを(和美さん)と呼ぶのだ。


「さっき先生(医師)から話を聞いたわ。
聖夜くん、落ち着いたみたいだから一緒に行きましょう」


「本当?よかった…
ごめんなさいね…ありがとう」


2人が話してることの意味がわからなかった。



先生……?

聖夜くん、落ち着いた……?



「美央も早く行くわよ!」

私の頭が整理できる前に、母から早く車に乗るように指示が出た。


「う、うん!」


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