キミとの恋は永遠に輝く
「おばさん、聖くん何があったの?」
私の後ろに静かに立ってるおばさんのところに行く。
でも、私が聖くんの置かれている状況を聞いても、おばさんは困ったように笑うだけで何も教えてくれない。
小学生にはわからない…か。
「私、聖くんとは小さい頃からずっと一緒にいたからわかるよ」
「え?」
「聖くん、今、とっても苦しいんだよね。
聖くんの身体は、今、傷ついてるんだよね。
それくらい、私にだってわかるよ…」
「美央ちゃん……」
私は聖くんの彼女。
聖くんは、私にとって一番大切な人。
その人がこんなに苦しんでるのに、私は何もしてあげられない。
こんな時に何もできない自分が、とても悔しかった。