キミとの恋は永遠に輝く
Story2
2013.4 ────
「美央ー!起きなさい!」
卒業式の日に親離れすると心に誓ったはずなのに、相変わらず母に起こされる毎日。
「もー何でもっと早く起こしてくれなかったの!」
「何度も起こしたわよ。あ、ご飯は!?」
「もういらない!いってきます!」
朝食用のパンをかばんに入れ、家を飛び出した。
藤宮 美央、中学1年生。
中学生になっても変わらずのんびりな性格。
家から学校まで1.5km、約40分かかる。
登校時間は8時。
そしてただいまの時刻…7時30分。
「あっ!信号変わるの早いー!」
完全に遅刻決定。