キミとの恋は永遠に輝く
「あの~先生。さっきのことは謝ります。
だから、私の大事なリラックスタイムを奪わないで?」
私は先生に謝り続けた。
それなのに先生は私の後ろ襟を掴んで持ち上げたまま離してくれない。
元々ラグビーをしていたらしく、がっちりしているこの手に捕まったら、逃げられない。
軽々と私を持ち上げて歩いていく。
もう私はされるがままに、ぶらーんと宙を舞っていた。
イタズラした猫みたいに。
職員室に入ると、一気に他の先生に注目を浴びた。
「ふ、藤宮さん!?どうしたの?」
「新谷先生助けて~」
私は担任の、新谷(シンタニ)先生に助けを求めた。
そしてようやく花山先生の手から解放された。
「なぁ藤宮」
「はい、すみませんでした!」
「まだなにも言ってねぇよ」
「え、違うんですか?」
「赤城のことで、聞きたいことがあったんだ」
「あ、なるほど」
花山先生は、聖くんの担任の先生だったこと、すっかり忘れてた。