キミとの恋は永遠に輝く


花田先生との話も終わって、教室に戻った。


「智香ただいま!」


「美央お帰り!
なに?やっぱり怒られた?」


「ううん!褒められたー!」


ニコニコしてる私を見て、意味わかんないというような表情をしている智香。


「理由を話すと長くなるから言わないけど、ニコニコだった!」


「ふーん。よくわかんないけど、まぁよかったね!
美央が泣いて帰ってきたらどうしようかと思ってたけど、安心したわ」


グイグイと問い詰めてこないのが智香のいいところ。


智香、優しさに甘えてごめんね。



「よし!美央も帰ってきたことだし、お弁当食べよう! あと20分しかないけど」


「えっ!智香、待っててくれたの?
先に食べててくれてもよかったのに」


「だって、せっかく美央のために卵焼き持ってきたんだよ?
美央と一緒に食べたかったの」



「ありがとう智香〜!」


「「いっただっきまーす!」」


何だかいつもよりも美味しくて、楽しいお昼休みだった。

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