Sweet dreams
柔らかそうな金色の髪、空を思わせる薄い青の目、白く透き通った白い肌……。まるで天使のような可愛い女の子、そう光は思った。

「こ、こにちは!僕、隣にひこし……引っ越してきた者です!よろしく、お願いします!」

ところどころつっかえながらその人は挨拶をする。声を聞いて、光は目の前にいる人が女性ではなく男性だと初めて知った。

「こちらこそよろしくお願いします」

光も挨拶をし、頭を下げる。

ティムは仕事の都合で日本に来たらしい。光はニュージーランド人のティムに興味を持ち、積極的に関わるようにした。

挨拶をしたり、ご飯をおすそ分けしたり、家に遊びに行ったりするうちに、二人は仲良くなっていった。光は英語を教えてもらい、かなり話せるようになった。

そんな時に、ティムがニュージーランドに帰国することになったのだ。光は悲しくて、「帰っちゃうの?」と泣いてしまう。

その時にティムが言ったのだ。

「いつか、ニュージーランドに遊びに来て」
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