Sweet dreams
無邪気に笑うティムは、男性とは見えないほど可愛らしい。光は一瞬ドキッとした。

「あ、ありがとう」

そして、二人は昼食を食べにお店へと入った。

光はクレイフィッシュと言い、肉厚で甘みのあるプリッとした食感のエビを楽しむ。ティムはラム(羊の肉)のステーキを食べる。

午後からも、観光や買い物をしたり楽しい一日を光は過ごした。



光は、ティムの家に泊めさせてもらうことになった。きれいな花が植えられた小さめの家。

「少し散らかっているだろうけど、気にしないで」

ティムはそう言っていたが、家の中はとてもきれいで片付いている。

「僕が夕食を作るよ。光は休んでいて」

もう日は暮れている。ティムは家に帰るなり、すぐにエプロンをつけた。

「あ、ありがとう……」

光はソファにゆっくり座る。本当は手伝いたいが、疲れているのかもう横になりたいくらいだ。

ティムは白魚のオムレツを作ってくれた。しらすと卵、小麦粉と塩コショウを少々混ぜてフライパンで焼いたもの。
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