特殊探偵世界係!!
「私はクリスタ・ルーカッスル。イタリア出身。レアのいとこで、イギリスとのハーフなんだ。泉と同い年だけど、会社の社長をしている。……よろしく」

「えっ!すごい……!」

驚く泉の手をクリスタは握り、「そんなことない」と呟く。

「またまた〜!I.Q二百の天才のくせに〜」

レアがニヤニヤしながらクリスタに言った。そのことにまた泉は驚く。そして、自己紹介をした。

「世良泉です。よろしくお願いします」

泉が自己紹介をすると、真子も口を開いた。

「橋下真子です」

真子の姿にレアとクリスタは、警戒したような目を向ける。男性が口を開いた。

「私の名前はイライアス・フェリアー。幽霊や妖怪に関する事件の調査を行う特殊探偵の総監だ」

「特殊探偵?」

泉の問いにイライアスは頷く。そして、説明を始めた。

ここは世界の真ん中にある孤島。ここには、世界中から幽霊の見える特別な人間が集められ、イライアスから力を与えられる。

「その力っていうのが、あたしとクリスタがさっき使っていたやつさ」

レアがにこりと笑う。
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