特殊探偵世界係！！
「ここは、世界中から来る依頼を受けて世界中に除霊するために出張する部署だよ。特殊探偵はただ霊が見れるだけじゃなれないんだが……」

クリスタが真子を見つめる。イライアスが目線を泳がせながら言った。

「その……本当は泉だけ連れて来るつもりだったんだが間違えて……」

「なら、真子とか言ったか？お前は特殊探偵のことは忘れてもらう」

クリスタの目が鋭くなり、手に素早くナイフを持つ。真子の顔が真っ青になった。

「クリスタさん！待って！」

泉が間に入って止めようとするが、泉が動くよりも前にレアが泉を捕らえていた。

「レアさん！離してください！」

泉は抵抗するが、レアの方が力が強く泉の抵抗はないに等しい。レアが泉を抱きすくめている間に、クリスタは恐怖で動けなくなっている真子にナイフを突き刺した。



特殊探偵に泉がなって早一ヶ月。夏休みになり、泉は勉強に部活、アルバイトに友達付き合いと大忙しだ。

「あ、時間だ！」

読書をしていた泉は時計を見る。そして、特殊探偵の衣装に着替えた。黒い襟付きのきれいなシルエットのローウエストワンピースには、ゴールドラインとボタンが付いている。プリーツスカートも真っ白で泉はこの衣装が気に入っている。
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