特殊探偵世界係!!
泉は、部屋に置かれたドレッサーの前に立つ。そして、鏡にそっと触れた。

「今、不思議な世界へと私を導きたまえ」

泉がそう言うと、鏡がうっすらと輝き出す。そして、泉の体がゆっくりと鏡の中に吸い込まれていった。

「泉!もっとうまく薙刀を扱え!!怯えるな!!」

赤と紺の着物を着た女性が怒鳴る。泉は「はい!!」と返事をして薙刀を構えた。

この女性は、北条小百合(ほうじょうさゆり)。泉たちの上司にあたる。

泉、レア、クリスタは小百合と訓練中だ。互いの力を使い、技の精度を高める。

泉は薙刀を武器としてイライアスから与えられ、水を操ることができる。レアは炎を操る拳銃を、クリスタは風を操るナイフが武器だ。

「あたしは厳しいから何度だって行くよ!!オラッ!!」

小百合が悪霊を召喚し、息をゼエハアと吐いている泉に向かって飛ばす。

「泉、私たちが雑魚を倒す。その間に大将を倒せ」

クリスタが泉に言い、レアも「それがいいね!さすがクリスタ!」と笑った。
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