漫才コンビは不成立?~高1コンビ編~



「うん、食べよ!」



出るのは面倒だという紀ちゃんの意見に賛成し、教室で食べることになった。



「2人は部活はいんの?」



さわちゃんがウインナーを口に運びながらたずねる。



「入んない。面倒くさそう」



と紀ちゃん。



「波奈は?」

「特には決めてないけど、入んなくてもいいかなーとは思ってる」



紀ちゃん同様、面倒くさそうだしなー。



「うそ?!入らないのぉ?!」



大きな猫目を、さらに大きくしたさわちゃんが聞き返す。



「さわちゃん入るの?」

「あったしはもちろん、ダーリンのいるバスケ部よ!!」



バスケ部!?



「さわちゃんバスケするの?!に、似合わない!」



………あ。



言っちゃった。



「なによぉ!違うわよ、マネの方!」

「…真似?」



バスケの真似すんの?



そんなの楽しいのかな?



というか、なんのために?



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