漫才コンビは不成立?~高1コンビ編~


いいえ。



ちゃーんといました。



大口開けっ放しで、大目も開けっ放し。



紀ちゃんの返事を聞いて、放心状態のさわちゃん。



そして、ポロッと口から出てきた言葉は、



「…や、やった…!」



この一言。



「紀ちゃん本当に?!いいの?!」

「うん」

「ありがとー!紀ちゃん大好きー!」



さわちゃんは紀ちゃんに抱きつき、それはそれは大はしゃぎ。



「じゃ、波奈ももちろん入ってくれるよね?」

「え」



やっぱり、そーなっちゃいますかね?



でも、楽しそうだし?



ここは1つ、新しいことに挑戦してみるべき?



「よし、分かった」

「やったー!!あ、もう入部届けは出してあるから、心配しないで!じゃ、今日から行くからね!」

「うん。行動が早いね」

「りょ、了解!」



いっぺんにいろいろ言われて、ちょっとわけわかんないけど、取り合えず今日から!



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