漫才コンビは不成立?~高1コンビ編~



「「どーいう関係でもありません!!」



2つの声がキレイに重なり、部室内に静寂が訪れた。



……のもつかの間。



「おぉーー」

「すっげぇ」

「息合いすぎだよ」



部員達が口々に喋り出す。



「何々?2人ってまじで…」



付き合ってる?



そう聞かれるんだと思い、否定しようと大杉先輩の分身を見て、口を開こうとしたその時。



「コンビ組んでんの?!」



――――“ズコっっ=3”



「「組んでません!」」

「え、だってほら…」

「「組んでませんったら、組んでませんっ!」」

「あ…ハイ」



勝った…!



黒河とハモってたのが気にくわないけど!


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