漫才コンビは不成立?~高1コンビ編~
怯えるバスケ部一同をほって、品側先輩が話し出したので、
「そもそも小銭とはですね…」
「はい!じゃ、次いってみよー!」
山ちゃん部長が、それを…それだけは阻止した。
後から聞いた話しによると、品側先輩の小銭話は2・3時間はゆうに越えるらしい。
山ちゃん部長、さすがです。
「…………」
……あり?
「もう終わりですか?」
「いや…」
「後ひとりいるよ」
部室内をグルリと一周見渡すと、
「あちら…?」
何やら長細い物体を発見いたしました。
「そう、あちら」
「アイツはいつも寝てんだよ」
へぇ。
睡眠不足なのかな?
「俺が代わりに自己紹介するよ」
そう言ったのは、さすがさすがの山ちゃん部長だった。