漫才コンビは不成立?~高1コンビ編~
よかった低くて。
またコイツらに、なに言われるか。
「ま、こんなもんだろ」
俺がそう言うと、
「えぇー?!これおかしくない?!」
「詐欺師だろ、そいつ!!」
「オセロなめんな!!」
「…推測100超えだったのに」
黙っちゃいない、この連中。
「いや、でもあたしと黒河だよ?!高いわけないでしょ?!」
「そーそー。58でも高いくらいだぜ」
これ以上、オセロを現実化してたまるかっ!
「あぁー!!」
しばらくおとなしかったおっちゃんが、相性占いの箱の裏を見ながら叫ぶ。
「やり方間違えたみてぇだぞ?!」
「「「「えっ!!」」」」
「「は?!」」
おっちゃんが言うには、男性は右手を左側のマス。
女性は左手を右側のマスにいれなきゃ駄目らしい。
つまり俺たちは、逆に入れて測定してみたいだ。
「じゃ、改めて…」
“ピコピコピコ…”