漫才コンビは不成立?~高1コンビ編~



「考えたとか今、関係ないやんけ!!」

「うわ!ズルいズルい!この人逃げはったで!」

「うっさいわ!お前いちいち声デカイねん!」



もうマイクにひろわれるどころか…



「声デカイとか今、関係ないやんけ!!」

「パクってんじゃねーよ!」

「パクってないわ!」



マイクなんて不必要なところまでヒートアップ。



「お、オセロさん?!それはネタですか?!」



焦った声を出す司会者。



「「んなわけあるかぁ!!」」



2つの声がピタリと重なった。



さらにスピーカーからも、重なった声が少し遅れて聞こえた。



「うっわ、ハモった!縁起悪っ!」

「その言葉、そっくりそのままアンタに返すわっ!」

「それをまた返す!」

「それなら、シロヤギみたいに食べてまた返したるわ!」

「なら俺かて、クロヤギみたいに食べたるわ!」



こうしてドンドン意味不明になってゆく。



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