明日は明日の恋をする
私は無言で進藤さんの隣に座る。すると私の肩をグイッと引き寄せた。
「ナオトには…何もされてないな?」
「心配しないで下さい。真面目に勉強教えてくれてます。」
「そうか。」
進藤さんは私の言葉を聞くと抱いていた肩をパッと離す。そして社長椅子の方へ戻り、仕事を再開した。
期待していた訳じゃないけど、2人きりなんだし正直もう少し何か良い展開があってもいいんじゃない…と心の中で呟く。そして仕事に真面目な人だというのを再確認した。
ーー コンコン
30分が経ち、高瀬さんが紅茶を持って社長室に戻ってきた。
「うわぁ、せっかく明日香ちゃんと2人きりにしたのに、まさかずっと仕事してたのか?あり得ね~。」
仕事をしている進藤さんの前に紅茶を置きながら、高瀬さんが話しかける。
「勤務中に仕事をして何が悪いんだ?」
「真面目な奴。ねっ、明日香ちゃん。」
「…あはは。」
急に話を振られ、私は思わず苦笑してしまった。
「じゃあそろそろ俺らも秘書課に戻って真面目に仕事しようか。」
私と高瀬さんは社長室を出て、秘書課に戻る。秘書課には鈴里さんだけが残り、PCに向かって仕事をしている。
仕事をしている鈴里さんの隣に座り、私は高瀬さんに仕事を教わった。その際また鈴里さんの視線を感じる。何だかどこかで会った事あったかな、という気になってきた。
「…あっ。」
しばらく仕事を教わっていると、突然隣の鈴里さんが何かを思い出したかのように声をあげた。
「ナオトには…何もされてないな?」
「心配しないで下さい。真面目に勉強教えてくれてます。」
「そうか。」
進藤さんは私の言葉を聞くと抱いていた肩をパッと離す。そして社長椅子の方へ戻り、仕事を再開した。
期待していた訳じゃないけど、2人きりなんだし正直もう少し何か良い展開があってもいいんじゃない…と心の中で呟く。そして仕事に真面目な人だというのを再確認した。
ーー コンコン
30分が経ち、高瀬さんが紅茶を持って社長室に戻ってきた。
「うわぁ、せっかく明日香ちゃんと2人きりにしたのに、まさかずっと仕事してたのか?あり得ね~。」
仕事をしている進藤さんの前に紅茶を置きながら、高瀬さんが話しかける。
「勤務中に仕事をして何が悪いんだ?」
「真面目な奴。ねっ、明日香ちゃん。」
「…あはは。」
急に話を振られ、私は思わず苦笑してしまった。
「じゃあそろそろ俺らも秘書課に戻って真面目に仕事しようか。」
私と高瀬さんは社長室を出て、秘書課に戻る。秘書課には鈴里さんだけが残り、PCに向かって仕事をしている。
仕事をしている鈴里さんの隣に座り、私は高瀬さんに仕事を教わった。その際また鈴里さんの視線を感じる。何だかどこかで会った事あったかな、という気になってきた。
「…あっ。」
しばらく仕事を教わっていると、突然隣の鈴里さんが何かを思い出したかのように声をあげた。