明日は明日の恋をする
「…香、明日香。」
目が覚めると私の上から進藤さんの顔が覗き込んでいた。恋人同士に戻ってから、私はまた進藤さんのマンションで一緒に生活している。
「あれ?夢だったんだ。」
「寝ぼけてて良いのか?遅刻するぞ。」
「うそっ、もうこんな時間!?」
私は慌てて仕事の準備をする。それにしても、久しぶりに結婚式の夢を見たなぁ。相変わらず新郎は分からないままだったけど、きっと相手は貴方だよね。そう思いながら進藤さんの顔を見た。
「どうした?」
「何でもなーい。さぁ準備準備。」
急いで準備をして玄関で靴を履く。
「そうだ。あの2人が今日うちに来るって言ってたぞ。」
「高瀬さんとマイさん?了解。じゃあ多めに夕飯準備しなきゃ。行ってきます。」
私は笑顔で返事をすると、一足早くマンションを出た。
進藤さんと幸せな日々を過ごしながら私はいつも思う。
今日がずっと続けばいいのに、と。
もちろん今日は今日の恋をするし、明日は明日の恋をする。
そして、明日の私も貴方に恋をしているから…
私は手のひらで日差しを遮りマンションを見上げ、貴方を想いながらそっと微笑んだ。
ー END ー
目が覚めると私の上から進藤さんの顔が覗き込んでいた。恋人同士に戻ってから、私はまた進藤さんのマンションで一緒に生活している。
「あれ?夢だったんだ。」
「寝ぼけてて良いのか?遅刻するぞ。」
「うそっ、もうこんな時間!?」
私は慌てて仕事の準備をする。それにしても、久しぶりに結婚式の夢を見たなぁ。相変わらず新郎は分からないままだったけど、きっと相手は貴方だよね。そう思いながら進藤さんの顔を見た。
「どうした?」
「何でもなーい。さぁ準備準備。」
急いで準備をして玄関で靴を履く。
「そうだ。あの2人が今日うちに来るって言ってたぞ。」
「高瀬さんとマイさん?了解。じゃあ多めに夕飯準備しなきゃ。行ってきます。」
私は笑顔で返事をすると、一足早くマンションを出た。
進藤さんと幸せな日々を過ごしながら私はいつも思う。
今日がずっと続けばいいのに、と。
もちろん今日は今日の恋をするし、明日は明日の恋をする。
そして、明日の私も貴方に恋をしているから…
私は手のひらで日差しを遮りマンションを見上げ、貴方を想いながらそっと微笑んだ。
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