明日は明日の恋をする
PM 22:00
「進藤さん、何時に帰って来るんだろう?」
する事なく部屋のベッドの上で携帯を触りながら一人呟いた。
一人で過ごす夜って、意外とする事ないものなんだなぁ…。今までは夜の仕事をしている時間か元彼の義雄と一緒にいるかだった。
義雄…
また思い出してしまった。義雄との楽しかった時間…。私は消せない義雄の携帯履歴を眺めながら思い出に浸った。
「ダメ、もう義雄の事は忘れるんだから。」
我に帰った私は携帯をポンっと投げて、ベッドの上で大の字になり天井を眺める。
ーー ガチャ
玄関の方から音が聞こえてきた。
「進藤さんが帰ってきたのかな?」
携帯を見ると午前0時を回っている。私は部屋を出て玄関へ行ってみた。
玄関へ行くとやっぱり進藤さんが帰ってきていた。
「おかえりなさい。」
「ただいま、水沢さん。まだ起きてたんですか?」
あれ?仕事モードの進藤さんだ。営業スマイルで私を見てくる。それにお酒の匂い…これは接待で結構お酒を飲まされてきたな。お酒のせいで仕事モードも抜けてないし。
「あ、お風呂入ります?お湯入れ直してきますね。」
私はバスルームへ行こうと玄関を背にしたその時だった。
…え?
後ろ向きのまま、進藤さんが私を抱きしめてきた。私は何が起きたのか分からず、その場で硬直する。
「進藤さん、何時に帰って来るんだろう?」
する事なく部屋のベッドの上で携帯を触りながら一人呟いた。
一人で過ごす夜って、意外とする事ないものなんだなぁ…。今までは夜の仕事をしている時間か元彼の義雄と一緒にいるかだった。
義雄…
また思い出してしまった。義雄との楽しかった時間…。私は消せない義雄の携帯履歴を眺めながら思い出に浸った。
「ダメ、もう義雄の事は忘れるんだから。」
我に帰った私は携帯をポンっと投げて、ベッドの上で大の字になり天井を眺める。
ーー ガチャ
玄関の方から音が聞こえてきた。
「進藤さんが帰ってきたのかな?」
携帯を見ると午前0時を回っている。私は部屋を出て玄関へ行ってみた。
玄関へ行くとやっぱり進藤さんが帰ってきていた。
「おかえりなさい。」
「ただいま、水沢さん。まだ起きてたんですか?」
あれ?仕事モードの進藤さんだ。営業スマイルで私を見てくる。それにお酒の匂い…これは接待で結構お酒を飲まされてきたな。お酒のせいで仕事モードも抜けてないし。
「あ、お風呂入ります?お湯入れ直してきますね。」
私はバスルームへ行こうと玄関を背にしたその時だった。
…え?
後ろ向きのまま、進藤さんが私を抱きしめてきた。私は何が起きたのか分からず、その場で硬直する。