明日は明日の恋をする
「お待たせ。」
高瀬さんは私の元へ戻り、進藤さんは美玲さんの部屋の中に入った。
「明日香ちゃん、これ。」
「これ…部屋のキー?」
「そっ、俺の部屋のキー。俺はちょっと行くとこあるから、先に部屋に行って待ってて。紅茶を入れててくれると嬉しいな。」
私の有無を聞かず、高瀬さんは反対の方を向き歩き始めた。
何処に行くのだろう?
部屋のキーを預かってしまったので、私は高瀬さんの部屋の中に入った。
「紅茶…紅茶はっと。あった。」
ティーパックの紅茶を見つけた。紅茶だけでも何種類も用意されていた。他にも色んな種類のお茶やコーヒーも豊富にある。その中から私はレモンティーを選び、2人分入れた。
それにしても、手の痛みが増してきたなぁ。
ーー コンコン
「ただいま。」
紅茶を入れ終わった頃、高瀬さんが部屋に戻ってきた。手に何かを持っている。
「明日香ちゃん、ソファーに座って。」
「えっ、何?何で?」
「いいから、いいから。」
よく分からないけど、取り敢えずソファーに座る。私が座ると高瀬さんも私の横に座り、手に持っていたものを目の前のテーブルに置いた。
「手を見せてくれる?」
「え?」
私の腕を取り、じぃっと見てくる。
「…やっぱり腫れてるね。ちょっと失礼するよ。」
テーブルの上に置いたもの…それは救急箱だった。さっき行くところがあるって言ったのは、フロントに行って救急箱を借りてきてくれたんだ。
「わざわざ…すみません。ありがとうございます。」
「こうやって手当てしていると、明日香ちゃんと出会った頃を思い出すね。」
出会った頃って元彼に振られた時か…。
「そういえば、あの時も高瀬さんが手当てしてくれましたね。」
「あの頃は可哀想な子だなってくらいだったのに…まさかこんなに明日香ちゃんの事を好きになるなんて思わなかったよ。」
「そうなんですね。好きに……えっ、好き!?高瀬さんが…私の事?」
手当てをしながらあまりにサラッと言うから私は思わず聞き流してしまうとこだった。
私…もしかして告白された…?
高瀬さんは私の元へ戻り、進藤さんは美玲さんの部屋の中に入った。
「明日香ちゃん、これ。」
「これ…部屋のキー?」
「そっ、俺の部屋のキー。俺はちょっと行くとこあるから、先に部屋に行って待ってて。紅茶を入れててくれると嬉しいな。」
私の有無を聞かず、高瀬さんは反対の方を向き歩き始めた。
何処に行くのだろう?
部屋のキーを預かってしまったので、私は高瀬さんの部屋の中に入った。
「紅茶…紅茶はっと。あった。」
ティーパックの紅茶を見つけた。紅茶だけでも何種類も用意されていた。他にも色んな種類のお茶やコーヒーも豊富にある。その中から私はレモンティーを選び、2人分入れた。
それにしても、手の痛みが増してきたなぁ。
ーー コンコン
「ただいま。」
紅茶を入れ終わった頃、高瀬さんが部屋に戻ってきた。手に何かを持っている。
「明日香ちゃん、ソファーに座って。」
「えっ、何?何で?」
「いいから、いいから。」
よく分からないけど、取り敢えずソファーに座る。私が座ると高瀬さんも私の横に座り、手に持っていたものを目の前のテーブルに置いた。
「手を見せてくれる?」
「え?」
私の腕を取り、じぃっと見てくる。
「…やっぱり腫れてるね。ちょっと失礼するよ。」
テーブルの上に置いたもの…それは救急箱だった。さっき行くところがあるって言ったのは、フロントに行って救急箱を借りてきてくれたんだ。
「わざわざ…すみません。ありがとうございます。」
「こうやって手当てしていると、明日香ちゃんと出会った頃を思い出すね。」
出会った頃って元彼に振られた時か…。
「そういえば、あの時も高瀬さんが手当てしてくれましたね。」
「あの頃は可哀想な子だなってくらいだったのに…まさかこんなに明日香ちゃんの事を好きになるなんて思わなかったよ。」
「そうなんですね。好きに……えっ、好き!?高瀬さんが…私の事?」
手当てをしながらあまりにサラッと言うから私は思わず聞き流してしまうとこだった。
私…もしかして告白された…?