明日は明日の恋をする
「この話はここまでにしよう。」
高瀬さんは入り口付近に視線を移す。そこには進藤さんと美玲さんがいた。やっぱりあの2人は遠くからみても華があり人目をひく存在だ。
「お待たせ致しました。遅くなってごめんなさいね。」
2人は私達の待つ席へ来ると、進藤さんが美玲さんの椅子を引きエスコートする。
「あら、明日香さん。髪を巻かれたのですね。素敵ですわ。ねぇ、進藤さん?」
さっきまでと違う私の髪型に気づいた美玲さんが、微笑みながら進藤さんに話を振る。
「…えぇ、似合ってますね。女性は髪型で雰囲気が変わるから羨ましいです。なぁ、高瀬。」
仕事モードの進藤さんは、ちらっと私の方を見るだけですぐに高瀬さんの方を向いた。
「そうですね。でも男でもワックス使って髪型でイメチェンできますよ。社長もやってみますか?イメチェン。」
「あら、進藤さんは今のままでもとっても素敵ですわ。」
こうして高瀬さんを中心に話は盛り上がり、ディナーの時間は終わった。
それから私達4人は、それぞれ自由に時間を過ごす。とはいえ、後はお風呂に入って寝るだけだ。私は部屋に戻り、手に巻いてる包帯を外しシャワーを浴びた。
ーー コンコン
シャワーを終えて髪を乾かしていると、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「はい。」
少しだけドアを開けると高瀬さんが立っていた。
「あ、ごめん。風呂上がり?髪が濡れてるね。」
「今、髪の毛乾かしてたところだった。どうしたの?」
「明日の時間を伝えにきたんだけど…あれ、包帯取ったの?」
「だって、シャワーを浴びる時に濡れちゃうから外しちゃった。」
「まだ包帯してた方がいいよ。また救急箱借りてくるから部屋で待ってて。」
高瀬さんは救急箱を借りにフロントへ行った。部屋からフロントへ連絡して部屋まで持ってきてもらえばいいのに…とも思ったが、働き者の高瀬さんは無意識に自分がやらなきゃって体が動くのかな。
部屋の中に戻り、また髪を乾かそうと洗面台へ向かった時、私の携帯から音がした。
ピロリン♪
LINE通知の音。携帯を確認すると、LINEを送ってきたのは進藤さんだった。
高瀬さんは入り口付近に視線を移す。そこには進藤さんと美玲さんがいた。やっぱりあの2人は遠くからみても華があり人目をひく存在だ。
「お待たせ致しました。遅くなってごめんなさいね。」
2人は私達の待つ席へ来ると、進藤さんが美玲さんの椅子を引きエスコートする。
「あら、明日香さん。髪を巻かれたのですね。素敵ですわ。ねぇ、進藤さん?」
さっきまでと違う私の髪型に気づいた美玲さんが、微笑みながら進藤さんに話を振る。
「…えぇ、似合ってますね。女性は髪型で雰囲気が変わるから羨ましいです。なぁ、高瀬。」
仕事モードの進藤さんは、ちらっと私の方を見るだけですぐに高瀬さんの方を向いた。
「そうですね。でも男でもワックス使って髪型でイメチェンできますよ。社長もやってみますか?イメチェン。」
「あら、進藤さんは今のままでもとっても素敵ですわ。」
こうして高瀬さんを中心に話は盛り上がり、ディナーの時間は終わった。
それから私達4人は、それぞれ自由に時間を過ごす。とはいえ、後はお風呂に入って寝るだけだ。私は部屋に戻り、手に巻いてる包帯を外しシャワーを浴びた。
ーー コンコン
シャワーを終えて髪を乾かしていると、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「はい。」
少しだけドアを開けると高瀬さんが立っていた。
「あ、ごめん。風呂上がり?髪が濡れてるね。」
「今、髪の毛乾かしてたところだった。どうしたの?」
「明日の時間を伝えにきたんだけど…あれ、包帯取ったの?」
「だって、シャワーを浴びる時に濡れちゃうから外しちゃった。」
「まだ包帯してた方がいいよ。また救急箱借りてくるから部屋で待ってて。」
高瀬さんは救急箱を借りにフロントへ行った。部屋からフロントへ連絡して部屋まで持ってきてもらえばいいのに…とも思ったが、働き者の高瀬さんは無意識に自分がやらなきゃって体が動くのかな。
部屋の中に戻り、また髪を乾かそうと洗面台へ向かった時、私の携帯から音がした。
ピロリン♪
LINE通知の音。携帯を確認すると、LINEを送ってきたのは進藤さんだった。