終着駅は愛する彼の腕の中
翌朝目を覚まして。
羽弥斗は隣で眠っているノエリを見ると幸せを感じた。
とても穏やかな顔をして眠っているノエリ。
きっと自由になれて安心しているんだと羽弥斗は思った。
「・・・ん・・・」
ノエリが目を覚ました。
「おはよう、ノエリ」
羽弥斗が声をかけると、ノエリはちょっとまだシレっとした顔をした。
「おはよう・・・ございます・・・」
シレっとしているわりには、なんだか照れているようなノエリ。
「嬉しいなぁ。朝起きて、ノエリが隣にいてくれるなんて」
ギュッとノエリを抱きしめる羽弥斗。
「改めて、今日はひまわりに紹介するね」
一瞬ためらった目をしたノエリだが、そっと頷いた。
「さっ、着替えて朝ご飯食べに行こう。ノエリの分も、ちゃんと頼んでおいたから大丈夫だよ」
それから身支度を整えてから、羽弥斗とノエリは朝食を食べるため、1階の食堂へ向かった。
朝ご飯はバイキングで、好きな物をとって食べれる。
羽弥斗はノエリの好きな物をとってくれた。