終着駅は愛する彼の腕の中

 翌朝目を覚まして。

 羽弥斗は隣で眠っているノエリを見ると幸せを感じた。

 とても穏やかな顔をして眠っているノエリ。


 きっと自由になれて安心しているんだと羽弥斗は思った。


「・・・ん・・・」


 ノエリが目を覚ました。


「おはよう、ノエリ」

 
 羽弥斗が声をかけると、ノエリはちょっとまだシレっとした顔をした。


「おはよう・・・ございます・・・」


 シレっとしているわりには、なんだか照れているようなノエリ。


「嬉しいなぁ。朝起きて、ノエリが隣にいてくれるなんて」

 ギュッとノエリを抱きしめる羽弥斗。


「改めて、今日はひまわりに紹介するね」


 一瞬ためらった目をしたノエリだが、そっと頷いた。


「さっ、着替えて朝ご飯食べに行こう。ノエリの分も、ちゃんと頼んでおいたから大丈夫だよ」




 それから身支度を整えてから、羽弥斗とノエリは朝食を食べるため、1階の食堂へ向かった。


 朝ご飯はバイキングで、好きな物をとって食べれる。


 羽弥斗はノエリの好きな物をとってくれた。


< 40 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop