ただ好きだから
第3話
夏月がふと時計を見るともう0時を過ぎていた。
「もうこんな時間」
「ん?もう少し一緒にいたいな」
登坂は、名残惜しそうな表情。
「うん、一緒にいたいけど、朝からずっとドレスでいたから、疲れちゃって」
夏月が元気のない顔をすると、
「そっか。あぁ、俺のでよければ、Tシャツ位なら着れるよね?」
「うん、Tシャツならいいかも」
だが、登坂に借りたTシャツとハーフパンツは、夏月には随分大きかった。
洗面所の鏡の前で、肩をすくめる夏月。
コンコンッ
登坂がドアをノックする。
「どお?」
少しだけ、ドアが開いて夏月が顔を出した。
「大きい…」
登坂がドアを開けると、ダブダブの服を着た夏月がいた。
「クスッ…可愛いな」
登坂は、口元を隠しながらにやける。
「ねぇ、おかしい?やっぱり、着替えよ」
夏月がドアをしめようとすると、登坂は慌てて夏月の手を止める。
「ごめん、可愛いから、つい…、ね」
夏月が口を尖らせながら、
「じゃあ、とりあえず帰るまで借りてていい?」
そう言うと登坂は、ニヤけるのを我慢しながら、
「うん…」
登坂は、少し考えて、
「いっそのこと、泊まってく?」
と聞いた。
「え、泊まる?」
固まる夏月。
「あ、やっぱ、それは、ないか」
「あの、それはまだ心の準備が…」
「いやっ、変な意味じゃなく、ちょっとでも長く一緒にいたいってことだからね」
「うん…でも、今日はホテルに荷物置きっぱなしだし、…帰るね」
「うん」
登坂は、残念そうだか夏月は内心ほっとした。
(もう、偶然会っただけでもびっくりなのに、いきなりこんなことになって…お泊りなんてしたら、心臓がもたないよ)
「もうこんな時間」
「ん?もう少し一緒にいたいな」
登坂は、名残惜しそうな表情。
「うん、一緒にいたいけど、朝からずっとドレスでいたから、疲れちゃって」
夏月が元気のない顔をすると、
「そっか。あぁ、俺のでよければ、Tシャツ位なら着れるよね?」
「うん、Tシャツならいいかも」
だが、登坂に借りたTシャツとハーフパンツは、夏月には随分大きかった。
洗面所の鏡の前で、肩をすくめる夏月。
コンコンッ
登坂がドアをノックする。
「どお?」
少しだけ、ドアが開いて夏月が顔を出した。
「大きい…」
登坂がドアを開けると、ダブダブの服を着た夏月がいた。
「クスッ…可愛いな」
登坂は、口元を隠しながらにやける。
「ねぇ、おかしい?やっぱり、着替えよ」
夏月がドアをしめようとすると、登坂は慌てて夏月の手を止める。
「ごめん、可愛いから、つい…、ね」
夏月が口を尖らせながら、
「じゃあ、とりあえず帰るまで借りてていい?」
そう言うと登坂は、ニヤけるのを我慢しながら、
「うん…」
登坂は、少し考えて、
「いっそのこと、泊まってく?」
と聞いた。
「え、泊まる?」
固まる夏月。
「あ、やっぱ、それは、ないか」
「あの、それはまだ心の準備が…」
「いやっ、変な意味じゃなく、ちょっとでも長く一緒にいたいってことだからね」
「うん…でも、今日はホテルに荷物置きっぱなしだし、…帰るね」
「うん」
登坂は、残念そうだか夏月は内心ほっとした。
(もう、偶然会っただけでもびっくりなのに、いきなりこんなことになって…お泊りなんてしたら、心臓がもたないよ)