寡黙なダーリンの秘めた愛情
「で、その名札とこの婚姻届、離婚届はどういうことだ?」
「蓮こそ出張中だろう?仕事を放ったらかして無責任な奴だ」
「お前に言われたくはないな」
一触即発の状況に、美咲はハラハラしている。
「蓮の浮気の証拠も、不正の証拠も全部揃った。今日、社長にそれを渡す。もう言い逃れはできないから覚悟するんだな」
自信満々の義一に、チッと蓮が舌打ちをする。
「お前こそ後で吠え面かくなよ。・・・それよりも・・・こんなもの、存在していること自体が許せない」
そう言って蓮は、ベッドサイドテーブルに置かれた離婚届と結婚届を掴むと二枚重ねて破り捨てた。
「ふん、破り捨てたところでスペアはいくらでもある。美咲、こんな男のいいなりになる必要はない。俺がお前を守ってやるからな」
差し伸ばされた義一の手に、美咲がビクッと肩をすくませた。
「蓮こそ出張中だろう?仕事を放ったらかして無責任な奴だ」
「お前に言われたくはないな」
一触即発の状況に、美咲はハラハラしている。
「蓮の浮気の証拠も、不正の証拠も全部揃った。今日、社長にそれを渡す。もう言い逃れはできないから覚悟するんだな」
自信満々の義一に、チッと蓮が舌打ちをする。
「お前こそ後で吠え面かくなよ。・・・それよりも・・・こんなもの、存在していること自体が許せない」
そう言って蓮は、ベッドサイドテーブルに置かれた離婚届と結婚届を掴むと二枚重ねて破り捨てた。
「ふん、破り捨てたところでスペアはいくらでもある。美咲、こんな男のいいなりになる必要はない。俺がお前を守ってやるからな」
差し伸ばされた義一の手に、美咲がビクッと肩をすくませた。