寡黙なダーリンの秘めた愛情
「義一・・・。お前どうやってここに入った?」
先程までの穏やかな表情から一転、蓮の顔は怒りに満ちている。
発する言葉に感情が込められていないだけに恐ろしさが増す。
「そこのナースに入れてもらったに決まってるだろ?」
振り返る蓮に、
「申し訳ありません。その方が、ご主人の物と思われる会社の名札をされていたものですから信じてしまいました」
頭を下げる外山助産師に
「ああ、そういうことだったんですね・・・。わかりました。こちらは大丈夫ですので」
と,蓮は微笑み返したが目は笑っていない。
「あ、ですが、城之内さん、ナースコールをされましたよね?確認だけさせてください」
「お、お腹が痛くなった気がしましたが今は大丈夫です」
申し訳なさそうな美咲を見てヘルプをかけたのだなと悟るが、一応モニターを確認すると
「では、何かございましたらまたご連絡下さい」
と言って、外山助産師は、所在なげに部屋を出ていった。
先程までの穏やかな表情から一転、蓮の顔は怒りに満ちている。
発する言葉に感情が込められていないだけに恐ろしさが増す。
「そこのナースに入れてもらったに決まってるだろ?」
振り返る蓮に、
「申し訳ありません。その方が、ご主人の物と思われる会社の名札をされていたものですから信じてしまいました」
頭を下げる外山助産師に
「ああ、そういうことだったんですね・・・。わかりました。こちらは大丈夫ですので」
と,蓮は微笑み返したが目は笑っていない。
「あ、ですが、城之内さん、ナースコールをされましたよね?確認だけさせてください」
「お、お腹が痛くなった気がしましたが今は大丈夫です」
申し訳なさそうな美咲を見てヘルプをかけたのだなと悟るが、一応モニターを確認すると
「では、何かございましたらまたご連絡下さい」
と言って、外山助産師は、所在なげに部屋を出ていった。