溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
玲奈の兄貴紹介に一瞬パニクってたところで、兄貴が挨拶をしてきた。

ニヤリと笑いながら、メガネを外した顔に憶えが…。。

マックス!そう名乗った彼を見て、記憶が蘇る。

「マックスって、あのマックスか!てか、日本語話してるし。兄貴って?玲奈の?」

「久しぶり。リョウ。こんなところで、君に会うとは!」

玲奈も驚いている。

留学時代、大学で知り合った。
年下だと記憶していたが医学部をすでに卒業したのに、医療弁護士を目指して
勉強していた。偶然、医学部のキャンパスで知り合って、なぜか意気投合。
二人でいるとよくナンパされた。
アジア系のイケメンで人気があったけど、アメリカ人だと
思っていたし、会話は英語だった。
名前はみんなからマックスって呼ばれていたから。
まさかの遭遇に驚く。

玲奈に説明すると、ビックリしていた。

「で、うちの妹となんで知り合いなんだ?説明してもらおうか?」

空気が変わって、思い出す。
確か、妹のことめちゃくちゃ可愛いがってるって言って、男避けしてるとも。

ヤバイ、殺される。
< 129 / 280 >

この作品をシェア

pagetop