溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
送信。
既読のマークがつくけど返信なし。
あんなに色づいていた関係が、なんとなく褪せてきたように感じた。

ごはんたべよ。
いつも、美味しいもの食べて乗り切ってきたじゃないと自分を励ます。


とびっきりオシャレして、最高のワインが飲めて、お肉の美味しいところ。
愚痴を聞いてもらいたい女友達も日本にはいないなあと、母国なのに寂しくなった。

お弟子さんが美味しいって言ってたお店、一人でも予約出来るか聞いてみようっと。

ネットでお店検索していると、チャイムがなった。

彼だった。
1回目無視したら、再度鳴り、出るとインターフォン越しに
彼が開けて、お願い。と囁いた。

観念して、開場ボタンを押す。


しばらくして部屋の前のチャイムもなった。
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