溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
誤解(亮side)
マックスの言葉を聞いて、車に乗り込み玲奈の家へ向かった。
オペが終わり、業務のほとんどを終えていたので、助かった。


クルマに乗り込むと、玲奈からメール。
”オペが終わるまで会えない。“

避けられてる。
頭が真っ白になった。
事情を知りたい。誤解があるなら解消したい。
何より自分が泣かせてるのかもしれないと思うと苦しかった。
やば、泣きそう。


チャイムを鳴らしても出ない。鍵もない。
携帯も出ないだろう。
もう一度、あきらめずにチャイムを鳴らす。

”ハイ“というか細い声を聞き
”開けて “と懇願した。


ドアを開けた彼女は顔を見られたくないのか伏し目がちで、
目の前の彼女の姿に不安になる。
メールごめんねという彼女のぎこちない言葉にたまらなかった。

我慢できずに彼女の腕に引き寄せると、彼女は声を我慢して泣いた。

もう離さない。
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