溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
誤解が解けて、久しぶりにお互いを温めあった。
肌と肌が触れ合い、溶け合い、ここ数日の寂しかった気持ちが
薄らいでいく。
彼で満たされていく自分の体が、ぐちゃぐちゃだった心も一つになって、
彼を心身共に近くに感じる喜びで頭が真っ白になった。



苦しかったけど、より一層彼と近づけたのは、いじわるな彼女のおかげ
かもしれない。
彼の腕の中にいると安心した。



一緒にいたい。

ずっと。
ぼんやりとどうしたらいいのだろうと思いながら彼の隣で眠りについた。

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