溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
オペ当日(亮side)
今日はいよいよオペ当日だ。
昨日までの様子だと、順調に言っているようだ。
マックスともあれから電話で話をして、交際を一応認めてもらった。
オペも三人でほぼ回すし、麻酔医としても三人とも資格があるので、
決定権は誠也さんだが、チームワークは悪くないだろうと。

当日オペが気になるから休暇を取ったけど、玲奈には言っていないと言ったら、
心配症だと笑われた。
オペは勉強のために公開されるらしく、部外者も許可付きで医局で見れるとのこと。
見たいなら玲奈に事後報告なら良いと言われて、行くことにしている。
午前11時からなので、間に合うようにいくつもりだ。

やっぱりマックスはいいやつだ。

玲奈とは朝から電話で話した。
緊張するけど、凄腕の兄達が一緒だ。
“しっかりやってくる”と清々しい言葉で向かっていった。
医師の彼女の姿はやはり凛々しい。


俺との恋愛は臆病なくせに。

まあ、そこがかわいいくてたまらないんだけど。


朝から時間もあったので我が家のよく行く神社で参拝して健康お守りを
お母さんに買って、身を清めて大学病院へ向かった。

がんばれ、玲奈!
そう心の中で願った。
< 155 / 280 >

この作品をシェア

pagetop