溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
週末、予定通り玲奈のマンションへ迎えにいった。
3日ぶりに会った玲奈は、いつも以上にキレイだった。
よく似合うシャツとスカートに、控えめなネイル。
髪もサラサラで、おれの心拍数が跳ねた。


久々の二人っきりお泊りだ。
温泉楽しみだな。

途中、観光して名物のご飯を食べたり、足湯をしたり。
道の駅を見つけると、明日の帰りにお野菜とか地元のものをお土産で買いたいから
立ち寄ってねとおねだり。
彼女のおねだりはいつもこんなことだ。
買い物へ行って欲しがるのはお揃いの雑貨だったり、二人で食べる食品だったり。
バッグやアクセサリーなんて見向きもしない。

彼女はおしゃれだし、ショッピングはしているようだけどあまり一緒にはいかない。
次のデートはショッピングだなと思った。もっと甘やかしたい。
一緒に洋服選びだ。ついでに俺のも見立ててもらおう。



写真もたくさん撮った。
付き合い出して、別荘で撮った写真をアルバムにしたのがきっかけだ。
データはそれぞれPCで共有して、玲奈の家には印刷したアルバムを作って置いてある。
少しずつ、二人のアルバムが増えていくのをうれしそうに見ている玲奈を見るのが好きだ。
食事会や日帰りデート、おうちご飯の写真、幸せの見つけ方が上手だ。
今回もたくさん思い出を作ろう。
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