溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
気に入ってもらえるといいな。

「おー、カッコいい。ありがとう!すごく気に入ったよ。
今度、雑誌出るからその時着けてくね。」

とびきりのスマイルを見せてくれてキュンとなった。
たくさん一緒の時間を共有しているのにまだ慣れない。

カードも渡した。カードは恥ずかしいから後で見てと言って。






病院から何度か連絡が来ていたから、もう戻った方がいいのかも。

早く行ってと促した。


「せっかくなのにごめん。お祝いしてくれてありがとう。また明日連絡する。」


「私も今日会えて、お祝いできて良かった。お誕生日おめでとう。
私と出会ってくれてありがとう。またね」


とびっきりの笑顔とハグをしてお店の前で別れた。
急いでタクシーに乗って手を振る彼の姿を目に焼き付けた。
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