溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
ゆっくり二人で過ごしたくて、コンシェルジュに頼んでケーキとシャンパン
そしてたこ焼きの材料を頼んだ。

彼はたこ焼き付きのホットプレートを買っててくれたから。
いつか私としようと思って。
うれしい。

初めてのたこ焼き作りに張り切ってクルクル焼いてくれた。
とっても美味しい。
楽しくって、うれしくって。
ここへ帰って来れて良かった。


「あの誕生日ケーキ、全部食べたよ。美味しかった。ありがとう。
それと、コレ。」
差し出されたのは、私が作っていた、二人のアルバム。

「持ち帰って、ずっと見てた。
また、これいっぱいに思い出作っていこうな。今日の写真もとってさ。」

うんうん。いっぱい頷いた。


ようやく定位置に戻ってきたことに、安心感を得られた。
やっと、ゆっくり眠れるな。
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