溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
翌日のクリスマス。
二人で私の実家へ挨拶に。
クリスマスが結婚の許しを得る挨拶になったけど、凄く喜んでくれた。

両親は亮さんからきいていたみたいで、関係修復宣言をされ密かに応援して
いたらしい。
昔、父は母と結婚前にケンカして同じような状況に陥り、亮さんに共感したようで。
君もこれからは厄介な旦那さんだな。と言っていた。


響也も影ではちゃんと応援してくれていたようで感謝だ。
色々、亮さんをからかって楽しんでいる。今日もまた、ほら、

「アメリカで食事の時に紹介したヤツ、レイのこと気に入ってまた会いたいって
いってたぞ!」

とか、言ってるし。キョウやめて、事情聴取されて厄介だから…。
過剰反応しないで亮さん…。


その後、亮さんの実家へ。

一家皆さんでウェルカムしてくれ、婚約をとっても喜んでくれた。
これからのことも二人で相談して決めればいいと。

お兄さんが私不在の時の亮さんの様子を面白そうに語ってくれた。

「あんな亮はじめてで使い物にならなかったよ〜。
この世の終わりみたいで。ほんと戻ってくれてありがとう。」

ほんと、楽しいクリスマスを過ごせて良かった。
この先、どんな困難があってもちゃんと向き合おうと思う。
二人なら大丈夫だよね。

< 230 / 280 >

この作品をシェア

pagetop