溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「昨日はお疲れ様でした。めまぐるしいくって、どうなるかと思いましたけど、
みんな助かって良かったですね。」

「ああ、容体も安定してきたし、後遺症が残らないといいけど。変化には十分気をつけて。」

後輩医師から声をかけられた。

「はい。ところで亮先生の婚約者だそうですね、昨日の女性。すげー美人だし、腕ピカイチだし
昨日はびっくりすることばかりでした。どこで知り合ったんですか?」

「まあ色々な。感心してないで、君も頑張って。彼女がきてもちょっかい出すなよ」

「はーい。お友達紹介してもらいたいのになあ。」

こんな軽口を叩きながら、外科での仕事をこなす。

玲奈も今日は勤めている病院は年内最後の診察らしく、午前中終えて終了らしい。
午後からうちの小児科へお見舞いに来てもいいか聞いてきた。
今日は午後から簡単なオペなので対応出来るか分からず、小児科の医長へ話を通しておいた。


マックスは昨日あれから異業種交流会に行ったそうだ。あの救命後に、よく体力あるよな。
そして今日午後アメリカへ戻るらしい。
来月にはまた仕事でくるらしいので、寂しさはない。
全力で仕事してるのかもな、チャラっとしてるけど。ちゃんと信頼のおける人柄だ。

オレは午後から愛しの玲奈に会えるように、オペを頑張って済ませた。
仕事をこなしてご機嫌で小児科病棟へ。
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