溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
もう!と顔を赤らめている彼女がかわいくて、このまま続きをと
半分本気で思った。
「続きは今夜ね。玲奈ちゃん。」
そう言って、もう一度キスをした。
着替えてゲレンデに出ると、快晴で雪もパウダースノー。
玲奈のニット帽が幼く見えてかわいい。
お互いにどれくらい滑れるか分からないので、様子伺い。
オレは子どもの頃からやってたので、スキーは得意だ。
大学の時にスノボも友人としていたけど。
玲奈はスキーしかしたことないらしいが。
そして、数年ぶりらしいのだ。
板を付けてみる。転ばないので大丈夫そうかな。
「はじめは試しに初級コースにしよう。リフト大丈夫?」
「緊張する。日本で初めてなの。がんばるね。」
リフトに乗って、ドキドキしているようだ。
何でも出来る玲奈がビビってるのが可愛い。怪我しないように少しずつ 慣らそう。
五分ほどでリフトを降りる。大丈夫そうだ。
なんか、すごく緊張してそうだけど、ビクビクしながら滑り出す。
危なっかしくて、いつでも支えられるように構えておく。
ゆっくりゆっくり滑り出す。慎重だ。でも、一応バランス取れてる。