溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「あのね、こういう話を伝えられるようになったことがすごくうれしい。
二人の距離がね、ずっと近くに感じるというか…。」

嬉しそうな笑顔の亮さんが
「ああ、そうだね。オレも思うよ。カッコ悪い自分を玲奈が受け入れてくれるのに安心する。
だから玲奈も一人で自己解決しないで、弱音見せてよ。」

「カッコ悪いとこ?ある?でも、そうか…。自己解決するのに慣れてしまってたのかな。」

「二人のことは二人で解決しよう。」

そんな会話が出来て、良かった。

それからホテルのバーでお酒を飲みながら話しをする。
半個室のような空間にソファーで、ゆっくりと雪景色とお酒を楽しめる。


二人で話しをした。

まずは亮さんの考えを聞いた。
一番、最重要なのは一緒にいること。
⚫︎結婚だけして離れて暮らすはイヤだということ。
入籍はすぐでもOK。
⚫︎仕事は脳外科の仕事をやっていきたい。
実家の病院で必ず働く必要はない。
スウェーデンの病院や研究所に打診して、3つほど手応えがあり、
あっちで働くことに興味をもったこと。
⚫︎日本を離れても、10年以内には帰国したいこと。
勉強したことは日本で貢献して働きたい。
自分の一生のため。やはり日本が好き。
両親もいずれ年をとるので、その時は手助けしたい。
⚫︎私への要望
医師でも、華道家でも、無職でもなんでもいいこと。
出来れば、子どもはほしいこと。それは自然に任せたい。
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