溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
2日目のスキーも快晴で午前中から楽しめた。

冬休みということもあって、ファミリーも多い。

スキー場はイベントも多く、賑やかな雰囲気だ。

サービスも充実していて、写真を取ってくれたり。
ちょっとしたゲームが出来たり。

上級コースへ行くと人が少なくなる。
玲奈は2日目になるとスピードは男性より劣るが難なく滑走できていた。
ラブラブモードを展開すると、真っ赤になって恥ずかしがり屋が顔をだす。
ゴーグルの下でどんな表情か容易に想像できた。
オレから好きになった恋だったが、彼女もオレに恋心を抱いてくれているのが
うれしい。

お昼ご飯を兼ねて、コース途中のカフェでランチ。
室内が暖かいのでホッとする。
トイレに席を立ち、戻って来たら若い二人組の男と話しをしている。
ニコニコ会話に少しのヤキモチ、ナンパか?
ここは大人の男の見せ所。撃退だ。

「おまたせ。どうも、何かあった?」
三人の会話に割り込み、声をかける。

「亮さん、この人たち大学生なんだけど、友人女性とここで待ちあわせだって。
コース難しいのか、心配してて。」

「初心者女性だったら難しいかもね。傾斜が厳しいところあるし。」

「すみません。彼女さんに、急に話かけて…。ちょっと心配で…。」

「待ち合わせして随分たつの?」

「30分オーバーくらいです。
二人一緒だと思うから大丈夫だと思うけど、どちらか怪我でもしてたら。」

どうやら、友人同士で、最初は男女ペアで滑っていたけど、あとで女性同士滑りだし、待ち合わせを
このカフェに決めていたようだ。


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