溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「どうしたの?充電切れ?かな。なんて。」

ギューギューする亮さん。

「どこも痛くない?頭ぶつけてない?腰は?捻挫は?」

「ほんとに大丈夫だよ。ありがとう。心配してくれて…、大好き…。」

はーっと大きく息をして、やっと安心したみたい。

「今まで、玲奈が怪我したこととかなかったから、いつも治す側で、想定してなくて、
そしたら、万が一、玲奈になんかあったらって…。怖くなった…。」

「うん、逆でも怖くなると思う。亮さんにもしのことがあったら…。
もう一心同体なんだと思う…。どちらかがかけてもダメ。
だからずっと一緒にいようね…。」

「一心同体か。そうだな。
はー、まじ焦った。
でも、一心同体、そう言う玲奈はやっぱり可愛いな。」


二人で大きなお風呂に入った。
自分でできるって言うのに、洗ってあげるって言って、もう訳が分からなくなった。

髪も乾かしてくれて、至れりつくせりで、甘やかしてくれる。

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