溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「ただいま。」
「おかえり。」

このやりとりがうれしい。

少し早めに帰宅して作ったロールキャベツをおいしいおいしいと食べてもらえ
新婚さんだ。


近いうちに式場の見学に行こうとなった。
いくつか候補を、結婚雑誌で探し見学してみることに。
入籍したから、もうお嫁さんなんだけど、男の人は結婚式ってどうなんだろう。

「ねえ、結婚式ってどう思う?」

「絶対やりたい。まず玲奈のドレス見たいしね。正直顔も知らない親の知り合いとかを呼ぶような
式じゃなくて、家族と友達やお世話になってる人くらいのアットホームなのがいいかな。」

「式に来てくれた皆さんとおしゃべり出来たらいいなあ。」



そういうお話をして数日後、予約したホテルの式場見学に。
馴染みのあるホテルが両家とも顔がきくことが判明。
まずはそこへ見学に行った。


館内を案内してもらい、ドレス試着コーナーへ。
たくさんのドレスに囲まれて気持ちがあがる。
お姫様になれる瞬間だ。

気に入ったものを何点っか着せてもらって。
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